ご祝儀の出し方ですが、これには基本的にそこまで難しいルールはありません
(むしろ前頁までの、ご祝儀袋の用意の段階の方が色々難しいです)。
あまり細かいルール等は無いので、ざっくりとですが、
・袱紗(ふくさ)に包み会場へ持って行く
持って行く途中では、手提げに入れるか(主に女性)、懐に入れて(主に男性)持っていきます
・受付等で、袱紗ごと取り出し、中身(ご祝儀袋)を取出し
・受け取る相手向き(相手が文字を読める方向)に渡す
さえできれば、ご祝儀を渡す際のマナーは大丈夫です。
もともと渡す相手も新郎・新婦ではなく、その友人等が担当する受付ですし、礼儀正しく持っていくだけで、特に難しく考えなくてもクリアできるはずです。
当日、ご祝儀を渡す際は、受付の方に「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べながら、 袱紗を開いてご祝儀袋を出し、畳んだ袱紗の上にご祝儀袋を置き、両手で渡します。
相手が文字を読みやすいよう、ご祝儀袋の向きを相手から読めるように出します。
ご祝儀袋を渡したら、袱紗はしまい、受付にある芳名帳へ自分の名前と住所を記載します。
これで受付でのご祝儀の受け渡しは完了です。
ご祝儀袋が汚れないように包む、絹布のことです。
袱紗の色は、結婚式などのお祝い事では、「赤」や「紫」がオススメ。
「紫」はお祝い事と忌事の両方で使用できますので、一つ持っていると重宝します。
※袱紗が無い場合
袱紗を持っていない場合は、小さなふろしきやアイロンをあてたキレイなハンカチを用意しましょう。
それが袱紗の代わりになります。
ご祝儀袋の表面を上にして袱紗の上にのせ、
左⇒上⇒下⇒右
の順に折ります。
逆の順で折ってしまうと弔事の際の包み方になってしまうので、ご祝儀の場合はタブーです。